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処理前の写真撮影
今回は処理前に行う写真撮影等について説明します。
まず遺物の写真撮影を行います。
遺物毎に各面(表面、裏面、側面、木口面)を撮影します。

また必要に応じてアップ写真や問題の起こりそうな部分等の撮影もしておきます。
墨書のある遺物は赤外線スキャナでスキャンしたり、赤外線カメラで撮影し画像を保存します。

以前はフィルム写真で撮影していたため、現像してみるまでどういった写真になっているのか
常に不安でしたが、最近ではデジタル一眼レフカメラで撮影するため仕上がりをその場で確認
でき、以前に比べると各段に撮影環境もよくなりました。
撮影した画像は名前を付けて保存します。この場合遺物番号等をファイル名にしておけば、
後で画像を見る場合に混乱せずに済むでしょう。
次に遺物の台帳を作成します。
画像と遺物とを見比べながら、写真には現れない劣化状態や気付き、寸法などを書き込みます。
次回は脱水、流水についてを予定しております。
お楽しみに。
ご意見、ご質問等はコメント欄にお寄せください。
まず遺物の写真撮影を行います。
遺物毎に各面(表面、裏面、側面、木口面)を撮影します。

写真撮影の様子
また必要に応じてアップ写真や問題の起こりそうな部分等の撮影もしておきます。
墨書のある遺物は赤外線スキャナでスキャンしたり、赤外線カメラで撮影し画像を保存します。

墨書の赤外線写真
以前はフィルム写真で撮影していたため、現像してみるまでどういった写真になっているのか
常に不安でしたが、最近ではデジタル一眼レフカメラで撮影するため仕上がりをその場で確認
でき、以前に比べると各段に撮影環境もよくなりました。
撮影した画像は名前を付けて保存します。この場合遺物番号等をファイル名にしておけば、
後で画像を見る場合に混乱せずに済むでしょう。
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処理前の写真
次に遺物の台帳を作成します。
画像と遺物とを見比べながら、写真には現れない劣化状態や気付き、寸法などを書き込みます。
次回は脱水、流水についてを予定しております。
お楽しみに。
ご意見、ご質問等はコメント欄にお寄せください。
クリーニング(水洗い)とラベリング
今回はクリーニング(水洗い)について説明します。
まず遺物表面に付着した土泥等を道具を使い丁寧に除去します。
ブラシを使ったクリーニング
筆を使ったクリーニング
亀裂に入った土や砂などは竹串を使って取ります。
脆弱な遺物は水中でクリーニングを行います。
穴を開けたビニール袋やメッシュ袋に入れて
処理に入るまで水に漬けた状態で保管します。
脆弱な遺物や薄い遺物に関しては、板材やパンチング板などで裏打ちする方法や、FRPを使って全体を保護する方法もあります。


塩ビのパンチング板で裏打ち 板材で裏打ち FRPで遺物全体を保護
次回は処理前の写真撮影やスケッチ等についてを予定しております。
お楽しみに。
ご意見、ご質問等はコメント欄にお寄せください。
まず遺物表面に付着した土泥等を道具を使い丁寧に除去します。






脆弱な遺物や薄い遺物に関しては、板材やパンチング板などで裏打ちする方法や、FRPを使って全体を保護する方法もあります。



次回は処理前の写真撮影やスケッチ等についてを予定しております。
お楽しみに。
ご意見、ご質問等はコメント欄にお寄せください。